黒い事しか書かない

老健で働いてて感じた闇を書くだけ

【看護】終末期看護って誰のため?

所謂【お看取り】の時期なんじゃないかなと思いながら、利用者さん家族から「できるだけ食べてもらいたい。できる限りのことはしてほしい。点滴してほしい」といった要望があります。

できる限りのことはしたい。なにもしてあげられないのはかわいそうだ。そう思うことは悪いことではないと思います。

 

しかし、実際に【家族の要望】ということで、嫌がる利用者に無理やりにでも食事介助をすることや、繰り返しの点滴で内出血をおこしている手足に点滴の針を何度も入れたり。(しかも血管が細くなっているから1回で入らないことが多い)痰が多くて頻回に吸引をしたり、【家族の要望】だけど、家族がその場面に立ち会うことは実際私の施設では見たことがありません。

 

利用者さんはおそらくもうお看取りで毎日たくさん痛い思いをしているけど、この利用者さんの本当の願いって何だろう。

利用者さんの思いを置き去りにしているような気がする。

結局終末期看護って家族のもの?んーわからない。

 

自分の答えはさておき施設側としては家族の意向に沿うのが正解なので。

明らか老衰ってパターンでも家族が病院で診てほしいと希望するなら受診の手続きします。

 

私はせめて苦痛が少なくなるように、点滴と吸引をうまくなるしかないんだなと。